レーシックとは

めがねやコンタクトレンズに続く視力矯正法として、現在レーシック(LASIK:Laser in Situ Keratomileusis)という治療法が注目されています。

これは角膜屈折矯正手術のひとつで、目の表面を覆っている角膜にエキシマレーザーを照射することにより、焦点が網膜で合うように屈折が変わり、視力が矯正されるという方法です。

この手術法の歴史はまだ浅く、1990年にギリシャ人の眼科医が開発したことに端を発します。その後、1995年エキシマレーザーが米国食品医薬品局により認可されたことをきっかけにアメリカで急速に普及され、現在近視の人の約1割がこの手術を受けているといわれています。

レーシック前
日本では2000年に、当時の厚生省によりエキシマレーザーが医療器具として認可され、眼への負担が少なく、日帰りで手術を受けられるという手軽さもあり、年々矯正手術を受ける人が増えています。

角膜屈折矯正手術は、まずレーザー機器またはマイクロケラトームという電動メスを使用して角膜の表面を薄く削り、フラップと呼ばれる蓋状のものをつくります。そして表に出てきた角膜実質層にエキシマレーザーを数十秒ほど照射した後、再びフラップをもとに戻して自然に吸着させます。

視力は術後直後から翌日には矯正され、1週間から1ヵ月ほどで安定します。
個人差はありますが、手術を受けた90%以上の方の裸眼視力が1.0以上まで回復したそうです。

さて、気になるレーシックの費用ですが、これには保険が適用されず自由診療となるため病院によって異なり、約10~50万円までとかなり幅があるようです。

知っておきたいレーシックの注意点

高い安全性と日帰りでできる手軽さから最近人気が高まりつつあるレーシックですが、外科的手術であることに変わりはありませんので、手術を受けるにはやはり心配や不安がつきものです。

安心して手術を受けるためにも、インフォームドコンセントは必要不可欠。信頼できる病院が見つかったら、視力回復手術の内容、手術にかかる時間、危険性など をしっかりと教えてもらい、不安を解消し納得したうえで受けるようにしましょう。説明を受けても不安が払拭できない場合は、思い切って病院を変えてみるの もひとつの手です。

また、既往症や服用している薬はもちろんのこと、普段、目を酷使しているかどうかなど日常生活における情報も医師に伝えておくとよいかもしれません。
レーシック
レー シックにはいくつか種類がありますので、自分の眼にあった方法を選択することができますが、近視が進行している十代の方は避けてください。手術で視力が回 復しても、成長過程で再び悪化することがあるからです。
また妊娠中の方や授乳中の方は、手術で使われる薬品が胎児に悪影響を及ぼす可能性があるので手術を 受けるのは危険です。

以下、手術における注意点をまとめました。
○ 点眼薬は医師の指示通りに使用する
○ 目を強く擦らない
○ 保護用のめがねをかける
○ アイメイクはしばらく控える
○ 手術当日の洗顔、入浴は控え、体を休ませる
○ 飲酒、喫煙は禁止。他人が吸うタバコの煙が目に入らないように気をつける
○ 読書、パソコンなど目を酷使するものは避ける
○ 車の運転は最低3日間は控える
○ 激しいスポーツはしばらく行わない

安全性の確立された治療法とはいえリスクはあります。最低限、以上の注意点、医師の指示は守りましょう。